テーマセッション(TS)
現在関心が高いと思われるテーマの研究発表を募集します.次のテーマを企画中です.
- 招待講演 砂田 哲 氏
- 最適制御に基づく物理的深層ニューラルネットワークとその光電システム実装
- 招待講演 蔵田 武志 氏
- 人的資本経営のための地理情報インテリジェンス ―作業行動分析と心身状態把握に関する実証事例
- 招待講演 東俊一 氏
- キーノードを探せ!:マルチエージェントシステムの構造とデータからわかること
- 招待講演 塩見 康博 氏
- 交通流現象の観測・モデリングと制御
- 招待講演 吉村武 氏
- 圧電MEMS共振器による物理リザバー計算とエッジAIデバイスへの展望
- 招待講演 信川創 氏
- 脳機能創発のメカニズムに迫る数理モデリングとデータ駆動分析
- 招待講演 鈴木 智 氏
- ドローンの自律飛行技術の最新動向
- 招待講演 原田 研介 氏
- 双腕ロボットによる作業動作計画
TS01 非線形ダイナミクスの解析と制御
オーガナイザ
- 木村 真之 (摂南大学)
- 原 尚之 (大阪公立大学)
- 薄 良彦 (京都大学)
概要
非線形性や大自由度性に起因する多様なダイナミクスは,工学,物理から生体システムまで様々なところで観測されます.このようなダイナミクスの解析や制御の研究は,システム制御,応用数学,機械学習をはじめ様々な分野で行われており,従来からの数理モデルに基づくアプローチに加え,現在では観測データを全面に活用したデータ駆動型アプローチに注目が集まっています.本テーマセッションでは,非線形ダイナミクスに関する解析と制御の研究を,基礎から応用まで,幅広く募集します.
キーワード
- 非線形システム理論
- 工学・物理・化学・生体などの非線形システム
- 非線形制御
- 非線形現象論(カオス・同期現象など)
- 非線形システム同定
- データ駆動型アプローチ
- クープマン作用素
TS01 招待講演
最適制御に基づく物理的深層ニューラルネットワークとその光電システム実装
講師
砂田 哲 氏 (金沢大学)
概要
深層学習の急速な発展に伴い,その演算を超高効率且つ高速に実行できる新しいコンピューティング技術の開拓の重要性が増している.本講演では,深層ニューラルネットワーク(DNN)の機能を非線形動的システムに担わせた物理的コンピューティングについて紹介する.これはDNNと制御された非線形ダイナミクスの類似性に基づく.特に,本講演では,非線形の時間遅れ系に注目し,その系では仮想的に大規模なDNN演算が可能となることや,DNNの高速化・低消費電力化を目指した光電遅延システムへの実装に関する結果を示す.もし時間があれば,Biologically plausible な学習手法を取り入れた物理ハードウェア向けの学習手法についても紹介する.
TS02 サイバーフィジカル・フレキシブル・オートメーションの理論と実践
オーガナイザ
- 西 竜志 (岡山大学)
- 劉 子昂 (岡山大学)
- 田中 俊二 (京都大学)
- 森永 英二 (大阪公立大学)
概要
近年のものづくり分野では,ドイツのIndustry 4.0に代表されるように,IoT(Internet of Things)やCPS(Cyber Physical System),Cloud Manufacturing,ビッグデータをフルに活用した新しいものづくり(スマートファクトリ)の台頭が急速に進んでいます.本テーマセッションでは,サイバーフィジカル・フレキシブル・オートメーションを実現する上での生産システム/FA技術に関するさまざまな研究・開発事例の講演発表を募集します.
キーワード
- ロボティクス・メカトロニクス技術
- 製品設計技術
- 生産システム技術
- グローバル生産技術
- 経営・経済分野との統合化技術
- FA関連の理論・方法論
- IoT/AI/CPSのものづくりへの適用
TS02 招待講演
人的資本経営のための地理情報インテリジェンス ―作業行動分析と心身状態把握に関する実証事例
講師
蔵田 武志氏 (国立研究開発法人産業技術総合研究所)
概要
人的資本経営を実現するには、生産性とQoWを同時に改善していくことが有効である。そのための課題は多岐に渡るため、DX的発想が求められる。一方、情報の約60~80%が位置情報に関連していることが報告されている。本講演では、地理空間情報と他の情報とを連携させて課題解決を支援する地理空間インテリジェンスでDXを促進し、製造現場やサービス現場で人的資本経営を支援するための取り組みについて紹介する。
TS03 知能システムと最適化
オーガナイザ
- 巽 啓司 (大阪大学)
- 生方 誠希 (大阪公立大学)
概要
知能システムと最適化の分野では,複雑な問題を解決する様々な手法が提案されており,生産・流通システム,通信・制御工学,金融工学,環境学,経済学,分子生物学,情報学など幅広い領域で利用されています.さらに,この数年の情報通信,計測技術の発達,計算機性能の向上により,その手法の適用範囲は広がりをみせ,その過程で新たに取り組むべき課題も生じています.今後も,エネルギー管理,ビッグデータの活用,環境問題,高齢化問題,感染症対策など,近年注目されている諸問題の解決手法として,そのニーズはさらに増していくものと考えられます.本テーマセッションでは,知能システムと最適化に関する理論,手法,応用およびそれらに関連するさまざまな研究発表を募集します.
キーワード
- 数理計画の理論と応用(連続・離散・組合せ最適化,多目的最適化,ロバスト最適化,確率計画法,メタヒューリスティックなど)
- 意思決定の理論と応用(効用理論,多属性/多基準思決定,AHP,ANP,DEA,ファジィ理論など)
- ゲーム理論とその応用(非協力ゲーム,協力ゲーム,進化ゲーム,メカニズムデザインなど)
- 実社会での応用(スマートグリッド,金融工学,スケジューリング,サプライチェーン,マネジメント,機械学習など)
TS04 データを活用する制御・推定・予測
オーガナイザ
- 古谷 栄光 (兵庫県立大学)
- 脇谷 伸 (広島大学)
- 佐藤 孝雄 (兵庫県立大学)
概要
Society 5.0の実現に向け,サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合したサイバーフィジカルシステムの構築に関して,近年活発な議論がなされています.その中でも,センサから大量に取得されるデータをどのように活用するかは極めて重要な問題です.制御分野においても,データを直接用いることにより制御器を設計するデータ駆動制御の研究やその応用の議論が行われるとともに,高度な推定や予測にもデータを直接用いる手法が提案されるなどデータの活用法が広がっています.このような背景に鑑み本テーマセッションでは,データを利用して行われるモデリング,推定,予測,制御とともにデータ駆動に関連する理論的研究や応用事例などを幅広く募集します.
キーワード
- データ駆動
- 機械学習
- 制御系設計
- 自動調整
- 予測
- 推定
- モデリング
TS04 招待講演
キーノードを探せ!:マルチエージェントシステムの構造とデータからわかること
講師
東俊一氏 (京都大学)
概要
マルチエージェントシステムとは,複数のエージェントの局所的な相互作用をもとに大域的な機能を発現するシステムのことである.ここ20年で,数理モデルを基にした制御理論が完成の域に達してきたが,その一方で,現実には数理モデルが構築できないことが多い.これが実用への足枷になっていることは否めない.そこで,近年,対象システムに対する知識や情報量が数理モデルに比べて十分に小さい状況を想定した研究がなされている.本講演では,マルチエージェントシステムの中で最重要なノード(「キーノード」と呼ぶ)を探す問題を例に,ネットワーク構造やシステムの計測データから何が言えるのかについていくつかの研究を紹介する.
TS05 製造現場のスマート化を実現するIoT・AI・XR技術
オーガナイザ
- 関 雄樹 (川崎重工業㈱)
- 奥村 慎司 (三菱電機㈱)
- 山口 正輝 (㈱神戸製鋼所)
- 川上 真司 (オムロン㈱)
概要
昨今の労働人口の減少,技術伝承の困難さおよび顧客ニーズの多様化による個別カスタマイズの増加により,製造現場の根本的なスマート化が喫緊の課題となっている。そこで近年、IoT・AI技術を用いたデータの収集・ 分析に加え、XR(VR, AR, MR)・デジタルツイン技術を用いた製造のメタバース化や生成AIを用いた効率化が注目されている。 本セッションでは製造現場のスマート化に寄与する上記分野の研究について幅広く募集する。
キーワード
- AI
- 生成系AI IoT
- ICT
- DX
- VR
- AR
- MR
- XR
- メタバース
- デジタルツイン
- ロボット
- ファクトリーオートメーション
- スマートファクトリー
- 生産システム
- センシング
- 機械学習
- メタバース
- デジタルツイン
TS06 モビリティシステムへの数理的アプローチ
オーガナイザ
- 櫻間 一徳 (京都大学)
- 林 直樹 (大阪大学)
概要
近年の情報社会における人やモノの移動の革新を目指して,様々な分野で研究がされています.本テーマセッションでは,このようなモビリティシステムの制御・通信・最適化工学などによる数理的なアプローチについて議論します.例えば,交通システム(信号制御・シェアリングシステム・自動運転など),物流システム(自動搬送・配達・サプライチェーンなど),ロボティクス(群ロボット・モバイルセンサなど)に対する応用研究から,このような応用につながる基礎研究(協調制御・分散最適化など)まで,幅広く募集します.
キーワード
- モビリティシステム
- 交通システム
- 物流システム
- 車両制御
- ロボット制御
- 群ロボット
- モバイルセンサ
- 分散制御
- 分散最適化
TS06 招待講演
交通流現象の観測・モデリングと制御
講師
塩見 康博氏 (立命館大学)
概要
日本国内の交通渋滞による損失時間は年間61億人時間にのぼり、高速道路に限定しても1.9億人時間、貨幣換算で約6000億円の経済損失が生じている。さらに、交通渋滞は事故リスク・温室効果ガス排出量を増大させる。そのため、持続可能な社会を実現するためには、交通流特性の把握に基づく、最適な制御を展開することが必要となる。交通渋滞の発生は、ボトルネックに対して交通容量を上回る交通需要が流入することによって発生すると単純化されるが、交通流の観測技術の高度化とともに、転移現象(traffic breakdown)、交通容量低下(capacity drop)、停止・発進波(oscillation)、ヒステリシスなどの動的特性が明らかとなってきた。本講演では、交通流の観測技術の発展の経緯とそれに基づく交通現象を整理するとともに、マクロ・ミクロの両観点による交通流のモデル化の発展経緯を解説する。その際、実務で導入されている交通流の制御手法について、理論的な解釈を行う。また、近年取り組んでいるデータ駆動型のモデリングや強化学習による制御手法についても紹介する。
TS07 確率システム
オーガナイザ
- 大木 健太郎 (京都大学)
- 細江 陽平 (京都大学)
概要
近年の精密性能の高度化にともない,不規則ノイズなどの確率的な不確かさの取り扱いが重要になってきています.本テーマセッションでは,理論・応用を問わず,推定問題や予測問題,制御問題などの確率システムに関連した研究を広く募集します.
キーワード
- 確率システム
- 確率モデル
- フィルタリング
- 状態推定
- パラメータ推定
- 予測
- 予測制御
- 確率制御
- 確率安定化
- 確率最適制御
- 確率過程
- ラフパス
TS07 招待講演
ノイズに弱い非適切な逆問題に対する再構成手法
講師
町田学氏 (近畿大学)
概要
偏微分方程式の係数を決める逆問題は,医用イメージングをはじめ様々な分野の課題を解決する際に登場する.対象とする偏微分方程式が線型であっても,このような逆問題は非線型になる.さらに,多くの場合に逆問題は非適切であり,少しの測定誤差によって,求まる係数が大きく影響を受ける不安定性を内在している.本講演はまず,偏微分方程式の逆問題の一般的な導入を行う.その後,近赤外線を用いるイメージング技術である光トモグラフィーを例に,係数の再構成について解説する.特に,講演者により最近提案された,逆リトフ級数による再構成手法を紹介する.
TS08 実環境でのロボティクス技術
オーガナイザ
- 中西 弘明 (京都大学)
- 浦久保 孝光 (神戸大学)
概要
ドローン,農業ロボットなど,実環境で活躍するロボットの研究開発が進んでいます.屋外などの実環境での動作のためには,機構,センシング,モデリング,制御,知能化などの各要素の追究と,それらの統合が求められます.本テーマセッションでは,実環境ロボットに関連する要素から統合までの幅広い講演を募集します.
キーワード
- フィールドロボティクス
- ドローン
- 農業ロボット
- インフラ点検ロボット
- 災害対応ロボット
- 無人化施工
TS09 信号処理がもたらす先進的技術
オーガナイザ
- 土居 元紀 (大阪電気通信大学)
- 下倉 良太 (大阪大学)
概要
センサーやデバイスの発展により,それに伴うデジタル信号処理もより深化しています.一昔前は捉えきれなかった現象を数値化し,膨れ上がったデータ量からより正確で重要度の高い情報を抽出するには,より高度なデジタル信号処理を必要とします.本テーマセッションでは,画像処理・音響処理といった一般的な分野に限らず,信号にデジタルなメスを入れる内容であれば,幅広く発表を募集します.このような横断的な発表から,新しい知見を得て頂ければ幸いです.
キーワード
- ディジタル信号処理
- 画像処理
- 音響処理
- 音声分析
- スパース信号処理
- 無線信号処理
- 数理最適化
- 適応信号処理
- 生体信号処理
- グラフ信号処理
- 計測
- データ分析
- データ圧縮
- 符号化
- 通信
- 情報セキュリティ
- 可視化
TS09 招待講演
圧電MEMS共振器による物理リザバー計算とエッジAIデバイスへの展望
講師
吉村武氏 (大阪公立大学)
概要
再帰型ニューラルネットワークの特殊モデルとして発展したリザバーコンピューティング(RC)は、計算コストが低い、高速学習が可能といった特徴から、近年注目を集めている。特に非線形や履歴特性を持つ物理現象を利用してリザバー層をハードウェア実装した物理RCは、更なる計算負荷の低減が可能であり、エッジAIデバイスへの応用が期待されている。物理RCには、高速な物理現象を用いて計算能力の向上を目指す方向性とセンサとの融合を目指す方向性がある。本講演では後者に焦点を当て、物理RCの原理を概説した後、圧電MEMS共振器による物理RCの実証例を用いて具体的に推論等を行う過程を説明する。最後に、リザバー層の特性と計算能力との関係など、物理RCの性能向上における課題について議論する。
TS10 機械学習と制御
オーガナイザ
- 加嶋 健司 (京都大学)
- 丸田 一郎 (京都大学)
- 福永 修一 (東京都立産業技術高等専門学校)
概要
近年発展が著しい機械学習分野の技法の制御分野への導入や,制御分野の理論の機械学習分野への応用についての知見を共有したいと思います.関連する理論・応用に関する講演を広く募集します.
キーワード
- 機械学習
- 強化学習
- AI
- ニューラルネット
- 生成系AI
- ガウス過程回帰
- 自己符号化器
- 確率的勾配降下法
- データ駆動
TS10 招待講演
時系列ビッグデータのためのリアルタイムAI技術
講師
櫻井 保志氏 (大阪大学)
概要
データ駆動型社会では、IoT技術により様々なセンサー、端末からビッグデータを収集し、増え続けるビッグデータを高速に学習するAI技術がビジネスの成否を左右する大きな鍵となります。本講演では、様々な環境から得られたセンサ信号のリアルタイム高精度分析を行うことができる世界最速の開発ソフトウェアを紹介し、実際の工場の生産ラインの支援などに役立つ製造業DXや自動車運転支援に関する取り組みを実例とともに紹介します。
TS11 コンピューテーショナル・インテリジェンスの理論と応用
オーガナイザ
- 関 宏理 (大阪大学)
概要
近年,ニューラルネットワーク,ファジィシステム,進化計算を軸としたコンピューテーショナル・インテリジェンス(CI)分野に関する研究が盛んに行われています.本テーマセッションでは人間を始めとした様々な生物や生態を基に,自律した学習を可能とすることや,新しい知の発見と知能情報処理を可能とした計算手法の確立など,CI分野に関する理論研究や応用研究を広く募集します.
キーワード
- ニューラルネットワーク
- ファジィシステム
- 進化計算
- ソフトコンピューティング
- 機械学習
- 複雑系
- マルチエージェント
- ビッグデータ
- その他CI分野一般
TS11 招待講演
脳機能創発のメカニズムに迫る数理モデリングとデータ駆動分析
講師
信川創氏 (千葉工業大学)
概要
近年のニューロイメージング技術と数理モデリング手法の進歩により,脳機能創発のメカニズムの解明が進められている.そのような研究においては,古くから利用されてきた脳波やより高い時空間分解能を持つ脳磁図,さらには,脈波や瞳孔径といった幅広い行動データが利用される.数理モデリングとしては,集団レベルでの活動や発火レートを記述したニューラルネットワークモデルや脳・神経系の幅広い情報コーディングを記述することができるスパイキングニューロンモデルが重要な役割を担う.本講演では,ニューロイメージング研究によるデータ駆動型分析と数理モデリング分析によるアプローチの研究動向に関する解説を行う.
TS12 ドローンとドローン関連技術の最新動向
オーガナイザ
- 末岡 裕一郎 (大阪大学)
- 南 裕樹 (大阪大学)
- 関口 和真 (東京都市大学)
概要
「ドローンとドローン関連技術の最新動向」では、ドローンとそれに関連する最新技術の研究を広く募集します。ドローンは現代社会において多様な用途で利用されており、その技術は急速に進化しています。ドローンの基本原理、制御技術、センサー応用を含む最新の技術トレンドを募集し,議論します。さらに、ドローンが変革をもたらす産業分野や実用例を紹介することで、ドローン技術とその関連分野の最新情報を理解し、活用する上での情報を提供します。
キーワード
- ドローン
- 自律飛行体
- 飛行ロボット
- 制御
- 自己位置推定
- SLAM
- 群システム
- マルチエージェントシステム
TS12 招待講演
ドローンの自律飛行技術の最新動向
講師
鈴木 智氏 (千葉大学)
概要
TS13 ロボットプランニングの新潮流
オーガナイザ
- 権 裕煥 (奈良先端大)
- 松原 崇充 (奈良先端大)
概要
ロボットのためのプランニング手法は大規模言語モデルや拡散モデル,Sim2Realの台頭により急速に新しい局面を迎えています.そのような激動の中で,従来の枠組みにとらわれない革新的なモーションプランニング手法およびタスク&モーションプランニング手法について知見を共有する場の重要性はますます増しています.本テーマセッションでは,ロボットプランニングの新潮流となりうる研究について初期段階の検証から応用にいたるまで幅広く募集します.
キーワード
- モーションプランニング
- タスク&モーションプランニング
- Sim2Real
- 大規模言語モデル
- 拡散モデル
- 強化学習
- 模倣学習
TS13 招待講演
双腕ロボットによる作業動作計画
講師
原田 研介 氏 (大阪大学)
概要
本講演では,双腕ロボットによる組立や料理などの作業を計画する研究について,主に著者らの研究室の成果を中心に発表する.組立説明図や,料理レシピなどを基にして,ロボットの動作を生成する.また,人とロボットとの協働作業の計画や,LLMを用いた計画などについても紹介する.
TS14 ソフトアクチュエータの基礎からソフトロボティクスへの応用展開
オーガナイザ
- 谷口 浩成 (大阪工業大学)
- 脇元 修一 (岡山大学)
概要
ソフトロボティクスは,柔らかさやしなやかさ,曖昧さを特長とするロボットや装置などに関する学術分野であり,近年盛んに研究され,実用化も進んでいます.また,ソフトアクチュエータやソフトセンサは,ソフトロボティクスに重要な要素技術であり,こちらも様々な研究が行われています.本テーマセッションでは,ソフトアクチュエータ,ソフトセンサ,ソフトロボティクスに関連した材料,機構,制御,機械学習などに関する基礎的な研究から,医療福祉分野,サービス分野,産業分野,生物模倣などへの応用研究,開発事例など幅広く講演を募集します.
キーワード
- ソフトロボット
- ソフトアクチュエータ
- ソフトセンサ
- 人工筋肉
- スマートマテリアル
- ソフトマテリアル
- バイオミメティクス
- ソフトハンド
- 流体駆動
TS15 生物規範ロボット
オーガナイザ
- 田熊 隆史 (大阪工業大学)
- 杉本 靖博 (大阪大)
- 浪花 啓右 (北海道科学大)
- 中西 大輔 (松江高専)
概要
ロボットが生物のようにしなやかでダイナミックな動きを獲得することは,ロボット工学に課された課題の一つであると言えます.このような運動を実現するにあたって,身体や制御を生物に模したロボットの研究が盛んに行われています.本テーマセッションは原生動物から哺乳類に至るまで,さまざまな生物の身体や神経系を模擬したロボットによる運動の発現について,幅広い分野からの講演を募集します.
キーワード
- 筋骨格ロボット
- 外骨格系ロボット
- 人工筋肉
- 柔軟関節
- ニューロコンピューティング
- 視覚・聴覚センシング