TS11 コンピューテーショナル・インテリジェンスの理論と応用
オーガナイザ
- 関 宏理 (大阪大学)
概要
近年,ニューラルネットワーク,ファジィシステム,進化計算を軸としたコンピューテーショナル・インテリジェンス(CI)分野に関する研究が盛んに行われています.本テーマセッションでは人間を始めとした様々な生物や生態を基に,自律した学習を可能とすることや,新しい知の発見と知能情報処理を可能とした計算手法の確立など,CI分野に関する理論研究や応用研究を広く募集します.
キーワード
- ニューラルネットワーク
- ファジィシステム
- 進化計算
- ソフトコンピューティング
- 機械学習
- 複雑系
- マルチエージェント
- ビッグデータ
- その他CI分野一般
TS11 招待講演
脳機能創発のメカニズムに迫る数理モデリングとデータ駆動分析
講師
信川創氏 (千葉工業大学)
概要
近年のニューロイメージング技術と数理モデリング手法の進歩により,脳機能創発のメカニズムの解明が進められている.そのような研究においては,古くから利用されてきた脳波やより高い時空間分解能を持つ脳磁図,さらには,脈波や瞳孔径といった幅広い行動データが利用される.数理モデリングとしては,集団レベルでの活動や発火レートを記述したニューラルネットワークモデルや脳・神経系の幅広い情報コーディングを記述することができるスパイキングニューロンモデルが重要な役割を担う.本講演では,ニューロイメージング研究によるデータ駆動型分析と数理モデリング分析によるアプローチの研究動向に関する解説を行う.